春の休日

先日の日曜日、天気も良く暖かい日だったので孫娘を連れてお墓参りに行ってきました。孫娘は4月で小学校の2年生になります。墓参する時はいつも孫娘が一緒に行ってくれます。最初は私の方が「一緒に行こう」と声をかけておったのですが、近頃は孫娘の方が脚の悪い私のことを心配して付いてきてくれています。

 

いつもなら墓参の前日に花を買って用意しておくのですが、この日は朝になって行くことを決めたので花の用意をしていませんでした。

「じじ、今日はお花ないの?」と孫娘に問われ、「今日は無しや」と答えると、

「じゃあ、今日はお花無い代わりにいつもよりお墓キレイにしよね!」と言うんです。

私は『この小さな子がそんな優しい気遣いしてくれるのか!』とすっかり感心してしまい、あったかい気持ちで墓参することができました。

 

いつもより念入りに掃除してお参りを済ませて帰ろうとすると、

「じじ、ローソクの火は消さないとダメ!」

孫娘に叱られました。そう言えば家では、「火はちゃんと消えたことを確かめるんやで」とか「火遊びはあかん!」と言い聞かせてました。

 

「ここは周りに燃えやすいモノが無いから大丈夫なんやで」と言おうかと思いましたが、普段の言いつけを守ってくれている事が嬉しくて、「そうか、そうやな」と素直に孫娘に従い、火を消して帰りました。

 

 この日は孫娘にやられっぱなしの一日でした。